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  • MIKA

腰痛「椎間板ヘルニア」とヨガ


まずはじめに、ヨガは病気を治す医療ではないということをご理解ください。 「ヨガで腰痛が治りますか」とか 「ヨガで痩せますか」などのよくある質問に対して ヨガは、あくまで不調や病気の改善のためのツールや考え方、智慧のひとつであり、薬のように即効性を求めるものではないこと。

その対象となる目的に合わせたヨガを続けることで結果的に良くなったり治ったりするケースは期待できます。

それをセラピーヨガとも言います。 (身体のセラピーと心のセラピーの両方の意味をもちます) 今日は、私が実際に経験したことの一つ「椎間板ヘルニア」由来の腰痛の改善を例に挙げてご紹介します。 私の「椎間板ヘルニア」が発症したのは、高校生時代のバレーボール部での毎日の激しい練習によって、ある日その痛みは突然やってきました。 今思えば、筋肉もできていない弱い身体で無理のある姿勢をとったり、十分に準備とアフターケアもできていなかったとうのが大きな原因でした。 椎間板ヘルニアを簡単に説明すると・・・ 椎体と椎体の間のクッションの役目となる椎間板が圧迫されることによって髄核が飛び出し、それが神経にあたってる状態、です。 症状の特徴としては、場所によっても異なりますが、(多いのは腰椎の下の方) ・腰の鈍痛 ・左右のどちらかの臀部から太腿の後ろ、ふくらはぎの裏や外側の痺れ ・激しい神経痛 ・腰の痛みよりも、腰から足にかけてのびりびりと響く神経痛 ・座骨神経痛 私自身は、MRIで診断された時には既に激痛を伴い、一時的に神経ブロック注射や薬で何とか紛らわせてはいたものの、ベッドからなかなか起き上がれない(横になってるのも辛い)ほどの状態でした。 それ以降、社会人になってからも慢性的に痛みは続き、私の場合、同じ態勢で座ったり立っていることが何より辛く、重いものを持ったり疲労が溜まると一気に痛みが増す、といった状態で何年も椎間板ヘルニアと付き合っていました。 Dr.からの改善策はというと、「腹筋と背筋を鍛えなさい」その一言でした。 今の私からも、「正にその通り、それしかない」と言えます。

発症の原因は、もともとの体質や体格、骨格など、遺伝的な要因だったりもありますが、背骨を支える筋肉の弱さや低下が根本的な原因にあると思います。 この頃はまだヨガというものに出会ってなかったので、どうやって筋力をつければ良いのかなんて知識も少なかった上に、これだけの痛みを患っていても自分の身体への想いやりや健康への意識は低く疎かだったのが、なかなか改善されなかった理由です。 それから数年経ち、いつの間にか(現在も)痛みがないことに、ふと気付きました。

それは、ヨガを始めて約1年後位だったと記憶しています。 特に、腰痛に重きをおいてヨガの練習をしていたわけでもなく、ただ、毎日欠かすことなくヨガのアサナ(動き)をしていた結果、ヘルニアの症状と腰痛から解放されていました。 毎日の繰り返しと積み重ねによって、腹筋と背筋を含む全身のコアな筋肉が自然に強くなっていたのですね。

そして強いだけではなく、しなやかな筋肉によって身体の骨を支え外的な刺激や衝撃からも守ってくれてるのです。 もちろん今でも、冷えによる緊張や筋肉疲労によって痛みが生じることもありますが、その回復は早く日常生活に支障をきたすほど大事に至ることはありません。

経験者の立場から心当たりのある方へお伝えできることは

◯症状が酷い時はとにかく安静にする ◯直接、患部をマッサージなどで刺激しない。余計に炎症することがあるので。 ◯自己判断ではなく、MRIで検査しましょう ◯痛みが軽減したら腰の柔軟性と腹筋背筋を鍛えましょう!

柔軟性とコアな筋肉を鍛える為のアプローチはいろいろありますが、以下参考までに

◯筋肉の緊張と弛緩を繰り返して、より筋肉を緩める

◯吐く呼吸(弛緩効果)によって、腰から坐骨神経と関連する筋肉をストレッチする

◯呼吸に合わせて腰筋、臀筋、腹筋を使って動かす

◯腹筋を部分別に使う動きを入れる(動きによって腹筋の使う箇所が違います)

クラスやセッションでは、実際に身体を使ってお伝えします。

痛みが起きるのはあくまできっかけであり、その原因は長い間の積み重ねです。

それと同じだけ時間をかけて、直ぐに治そうという欲をもたず、また決して無理をせず、根気よく地道に治療しましょう。

その為には、メンタル面での強さも必要ですね。

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