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  • 執筆者の写真mika

「カルマ」から「ダルマ」とダルマの法則


「私は 何のためにこの世に生まれてきたのでしょう。」

「私は なぜこの世に生まれてきたのでしょう。」



そんなことを考えたことはありますか。


この世に生を受けた私たちは

宇宙の一部であるという真理を知りたい。




人間には それぞれに持って生まれた人生の目的や義務、真理があると言われており、それをヨガでは「ダルマ」と言います。

それを実現するために人間という肉体を宇宙から与えられ、一人ひとりに必要な才能や能力を持ち合わせています。


それに気づくことで自己承認欲が満たせれ、自己潜在能力を必要なタイミングで発揮することで実利や財を与えられ有益な人生を送ることができるのです。


また、このような創造性豊かな流れを「ダルマの法則」と言い、その法則の3つの条件と実践があります。


①我々は皆、神から受けた霊性の命であり本当の自分(真我)に気付きために生まれてきたことを知る。

②唯一無二の才能を覚醒させ発揮する。


③奉仕の精神で生きる。



③奉仕の精神とは?


「自分にとって何が有利なのか」「自分のためには何(誰)が役に立つのか」という思考はエゴです。 「私は何をすることで何(誰)かの役に立てるだろうか」


「私はどうすれば役に立てるだろうか」



という内側の魂の問いについて考え、行動に移すこと。

「いい人と思われたい。」とか「いい人になりたい。」利己的な考えを放棄し、生きる目的を見つけひたすらそこに身を委ねることです。

それが本当の意味での才能を生かすことが人生の目的であるダルマです。


ここでいうダルマ(=義務)とは、誰かにさせられる仕事や業ではなく、自分の役割を理解し献身的な気持ちを持って、今できることややるべき事に尽力することです。


そうすることで、エゴを超越した領域で生きることができます。


何か対象となるものがあれば、それに対して何ができるかと頭で考えるというよりは、閃いたアイデアに対して具体的どうすればいいのか、ということを考えて行動に移します。

その為に普段から意識することとして

・自然に触れ五感を研ぎ澄ます。

・瞑想により想念と想念の間にある空間を創る。

・物事に対して価値をつけたり、評価や判断をしない。

・自分の才能を人のために使う。


などが挙げられ、そのダルマ(=人生の目的に)向かって実践することが「ヨガ」です。




一方「カルマの法則」があります。



「カルマ」とは、行いや業のことをいい、自分のとった行いは必ず自分に返ってくるというシンプルな仕組み。

良い行いをすればよい結果がもたらされ、悪い行いによって悪い結果が生じるという「カルマの法則」は日本語で言う「因果応報」。


ダルマの法則が「宇宙の理」や「自然の理」という流れを指しているのに対して、カルマはその流れを止めることを意味します。


人は何かをするときに行いの結果を期待する執着から、恐れや不安感を抱きます。

「私が行いをしている」というエゴがある以上は、人は行いから解放されモクシャ(自由)には達することはありません。

個と全体の調和を無視して自分自身ののよろこびだけのために欲を満たす者は、かえって不徳を積むことにもなります。


”さあ、私には何ができるでしょうか。”

”さて、あなたには何かできるでしょうか。”


それがダルマの法則の始まりです。










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