レポート【陰ヨガTTC】INDIA
この度、インド初の【陰ヨガTTC】が修了しました。
陰ヨガとは…から始まって、”中医学”理論の座学メインの1日目。
私のヨガの学びの始まりでもある「沖ヨガ」は、古典的なインドヨガに、日本の伝統文化、武道、東洋医学、民間療法などを融合し体系化されたヨガです。
ポーズを取ることが主な目的ではなく、ヨガは生き方、在り方そのものという考えのもとに自分自身を見出してゆきます。
個人的には、陰ヨガは私のベースにあったものにポーズの細かいアライメントをマイナスし、マンドフルネスの要素をプラスしたものですので、頭での理解によって体にもすんなりと入ってくる、といった感覚です。
そして結局は、どちらも陰陽のバランスを整えるメソッドというところに落ち着きます。
また、ポーズをとる際、理論的に体へアプローチしていくという意味では双方に共通するものがあり、流行りのスタイルに左右されることなく、人が健康に行きていくために必要な智慧、その土地、その人の特性に合わせた日常の生活に密着した「生活ヨガ」という捉え方です。
2日目は、経絡と経穴の座学に「ありあけ堂鍼 灸治療院」さんの院長、中島早苗さんに講師としてレクチャーしていただきました。
やはり、その道のプロから聞くお話には説得力がありますね。
インドのアーユルヴェーダが起源でもある中医学や東洋医学は、発展した国が違うので、当然観点も変わってきますが、予防医学や日常生活における養生に関するベースは同じだと思います。
今回は主要の経絡についてがメインでしたが、東洋中医学から観た季節の養生や食べ物のお話などをちょこっと挟んでいただき、大変興味深かったですので、また別の機会にお願いしたいものです。


3日目は、2日目の経絡や経穴(ツボ)の知識をもとに、ヨガの指導や実践に活用できるツボの見つけ方、経絡を流すマッサージやアジャストメントのペアワーク。
いつもこの授業になると、みんなの顔が綻んで空気が一気になごみます。
普段から慣れ親しんだ同士だからなおさら、自分の身を相手に委ね、肌と肌の触れ合うことの心地よさを体感できます。

陰ヨガの実践では、段階を踏みながら、頭と体を一致させ、そこに心を繋げていきます。
体と呼吸、その瞬間瞬間の感覚にマインドを留める、”今ここ”に意識を置くマインドフルネスと、瞑想実践により心の静寂を体感していただきました。