日中は、まだ強い日差しと熱いアスファルトでお散歩には出られませんが、朝晩はずいぶん涼しくなった日本。
いよいよ9月に入り、つい数日前までの蒸し暑さがすっかり秋風が吹き始め、自然のサイクルがもたらしてくれる変化や恵には、人間の持つ力なんて到底かなわないなあ、としっかり移り変わる日本の四季に感じさせらています。
インドデリーNCRはというと、そろそろ雨季が終わり「セカンドサマー」といわれる夏の暑さが再びやってきます!
昨日は、毎回携わらせていただいてます、ヒデヨ先生主宰のOFF THE MATさんで開講してますRYT200のアーユルヴェーダの季節のお話とセルフオイルマッサージの実践をさせていただきました。
季節に合わせた過ごし方を、「リトゥチャリヤ」といいます。
日本の四季に合わせた視点から言うと、春には暖かさ、夏には暑さ、秋は涼しさ、冬は寒さに加え、梅雨は蒸し暑さと冷たさがといった気候の特徴があります。
このような季節による自然界の変化や太陽、月の動きは、私たち人間も大きな影響を受けています。
なので、それぞれの季節や移り変わりといった自然のサイクルに合わせて逆らわず過ごすことが、病気を避けるためには必要です。
夏は暑さという熱性を持ったピッタが増えますが、夏の終わりから秋にかけてもピッタが非常に乱れやすくなります。
夏の暑い日によく耳にする「夏バテ」、これは真夏ではなく夏から秋にかけて出る症状のことで、夏に冷やしすぎたことが主な原因です。
夏に汗をかくかくことは自然な現象であり、発汗するとこで熱を沈静させ体温を調整しています。
それを冷房や極度に冷えた食べ物などの外的なもので抑えてしまうと、身体の中が冷え切り消化と代謝が低下し、食欲不振、消化不良などの不調が起きます。
また、毒を溜め込んでしまうことで夏が終わりる頃に自律神経の乱れ、体の怠さや様々な夏バテが起こります。
暑いからといって、氷の入った飲み物やビールをガブガブ飲んだ人、スタミナをつけようとお肉やこってりした味の濃いものをたくさん食べた人は要注意ですね!
もちろん、人によって消化力が違うので、限度や加減も人ぞれぞれです。
私は体質的に消化力が良い方ではないので、たくさん食べても胃もたれしない人が羨ましいです。
そして、秋は日中との温度差が出始め”乾燥””冷たさ”などの性質を持つ、ヴァータが増える傾向があります。
ただでさえ体調を崩しやすい季節の変わり目ですが、これからの季節、どんな過ごし方をすれば健康を維持できるのでしょうか。
ドーシャバランスの観点からいうとピッタとヴァータを増やしすぎないことです。
=残暑はピッタを整える=
・早寝、早起き規則的な生活を心がける。
・刺激的なPC、TV、スマホなどの使いすぎに注意。
・目を冷水やアイパックなどで冷やす。
・夕方に10分から20分くらいの休憩を取る。
・計画を立てすぎないで、ゆっくりする時間をとる。
・日光を避けて月光浴をする。
・激しすぎない軽い運動
<食事面>
・甘味・渋味・苦味を多めに摂る。
・辛味・酸味・塩味を控えめに摂る。
・辛い物や冷たすぎる物を食べ過ぎない。
・水分の多く含むみずみずしいを常温の夏野菜や果物を食べる。
・食べ過ぎない。
・食事を抜かない。
・ながら食べをしない。
・昼食をメインにする。
・アルコール、コーヒー、紅茶等のカフェインを控える
・怒ったりイライラしている時に調理しない、食べない。
=秋に向けてヴァータを整える=
・食事、睡眠、運動の時間を決め、規則正しい生活をする。 ・睡眠をしっかりとる。 ・身体を温める。 ・軽めの運動。 ・瞑想や呼吸法で自律神経を整える。
・オイルマッサージで乾燥を防ぐ。
<食事面>
・「塩味」「甘味」「酸味」を多めに摂る。
・「酸味」「苦味」「渋味」を控える。
・消化の良い火の通った食事。
・温かいスープなどで身体を温める。
・硬いものや乾燥した食べ物は避ける。
・植物性の油、栄養価の高いものを積極的に取り入れる。
「腹八分め」を心掛けて、なんでも「程々に」意識して実践してみてください。
健康になるためが目的であっても、その前提には”愉しむこと””継続すること”が健康であるには重要ではないでしょうか。
ギー(精製バター)や非加熱はちみつはとても純粋性の高いサトヴィックな食べ物です。
なんども薦めますが、「お白湯」は3つのドーシャを整えるのに最も有効な飲み物。過去の記事➡︎「お白湯のすすめ」
私の周りでは、「これからお白湯が美味しくなる季節ですね〜」なんて会話も常識ですよ。笑。
∞お知らせ∞
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