現在進行中の第4回目【ヨガ基礎コース】もいよいよ半分を終え、「アーサナ」という体を使った手法でそれぞれが気付きを得ています。
毎回、30時間のコースの中で変化していく体と共に内側から磨かれていく皆さんの様子を身近で観て感じることは最高の歓びであり私自身の学びもあります。
ヨガの8支則の中の3段階目に 「アーサナ」=体位法(たいいほう)という教えがあります。
いわゆる、一般的に”ヨガ”といえば、ヨガのクラスでいろんなポーズをとるという印象が最も根付いていると思われるパートです。
サンスクリットでいう「アーサナ」とはポーズという意味でもあるのでその認識は間違いではありません。
では、なぜいろんなポーズをとって体を柔軟に強くするのでしょうか。
身体的には、血行促進、筋肉や骨格、内臓器官、神経、ホルモン体などに良い影響を与え、精神的には心の状態を安定させる効果もあります。
もともとは単なるポーズではなく、瞑想を行なうための姿勢や道具を指す”アース”が語源であり、「瞑想」を主な行法とするヨガは座ることが基本でした。

ヨガスートラでは以下のように解説されています。
「座法(アーサナ)は安定していて、快適なものでなくてはならない」(Ⅱ-4)
「緊張をゆるめ、心を無辺なものへ合一させなくてはならない。」(Ⅱ-47)
ヨガのクラスで様々なアーサナをとり、こそに呼吸をいれます。
骨や筋肉が伸ばされ緩みしなやかになり、体がどんどん開かれていく感覚や伸びていく感覚、また呼吸がどんどん深まります。
アーサナを解いた次の瞬間からより体全体が軽くなり開放されます。
このプロセスを経て坐法がとても安定します。
クラス前に比べると、アーサナをとった後は座った時に安定感していて快適で、また呼吸が楽になってますよね。
座ることが安定して快適でなければ瞑想の実践は実現しません。
「瞑想」=「ディヤーナ」は8支則の7段階目なので「アーサナ」は瞑想の実践のためには欠かせない段階です。
しかしヨガの「アーサナ」を始めるきっかけや目的は
綺麗なモデルのような体型やダイエットのため
肩こりの解消
スポーツのメンテナンス
…などひとそれぞれ違ってもいいんです。
その先に行くつくところはいつも一つ。
瞑想が「するもの」ではなく「やってくる」ものと同じく
答えは探さなくてもいづれ必要なタイミングでやってきます。
そこに向かって私たちは学びを通して日々の練習に励み日常という修行を続けるのです。
ヨガの「アーサナ」は一つのツール。
それ以外だとしても実践すること、それを継続し積み重ねることが何より大切ですね。
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