少し前に目にしたグルガオンの稀にない「青空!」に歓んでいたのも束の間、ここ数日で一気に空が霞んできました。
外に出た時の鼻に入ってくる匂いが、いよいよあの期間に近づいてきた、という数年のグルガオン生活の経験者としての実感。
この土地での生活は、つい大気汚染のことばかりに意識が向きがちで、なかなか季節を感じる事のできない環境ではありますが、朝晩の心地良い冷んやりとした肌に当たる風にほんのり秋を感じます。
一方、季節の変わり目は気温差体調を崩しやすいので、体調管理にはより気をつけなけらばいけませんね。
実際、周りでも風邪を引いたり咳をしている人(特にインド人)が多くなってきました。
秋は日本の四季では私の一番好きな季節。
好きというのは、体の性質や心の気質に合っているということでもあります。
アーユルヴェーダでいうと秋は「水」と「火」を含むピッタと「空」と「風」を含むヴァータが強く影響される季節です。
涼しくなって来ると、「実りの秋」「食欲の秋」といわれるように、自然界は様々な豊潤な食材の収穫を得る時期であり、本来人間も健康であればそれらを美味しくいただくことができます。
しかし、夏の熱が体内に溜まったままだと、消化不良や食欲不振、皮膚の炎症、下痢や発熱などピッタの乱れによる症状があらわれます。
また、体温調整がうまく出来ずに風邪を引くなど、それらの原因は「夏の過ごし方」です。
暑いからといって、冷房のガンガン効いた部屋で一日中過ごしたり、味の濃いものや辛いもの、冷たいものばかりを食したり、…心当たりはありませんか。
暑いときは汗を掻くのが自然です。
汗を掻くことで体温を下げてくれます。
その自然に逆らった生活をすると、体内で乱れが起きるのは当然ですよね。
知性や理性を司るピッタの乱れば、感情の部分では怒りやイライラともなり心の乱れも起こします。
また、「収穫の秋」は、食物だけに限らず、これまでの努力や積み重ねてきたものがカタチとなり成果を出すという意味でも、相互のサイクルの関係性と人間は自然の一部であるということが言えますね。
食事や生活の中にアーユルヴェーダの智慧を取り入れ、自然の摂理に従った生活を心掛けることが、心と身体を健康に保つポイントでもあります。
秋は、空気が乾燥し始めるため、喉を傷痛めやすく呼吸器系のトラブルも起きやすくなります。
中医学の五行でいう、秋の「肺経」を意識して、胸を開いたり腕を伸ばすようなポーズを多く取り入れて、陰陽で関係する「大腸経」の経絡にアプローチして排毒を促します。
このように、VYOM wellness の「陰ヨガ」クラスでは、アーユルヴェーダが根源でもある中医学の要素を取り入れたでは、季節に添ったヨガも理論と併せて実践しています。
「陰ヨガ」と「ハタヨガ」は、どちらも肉体を通して内観するという意味では共通していますが、身体の使い方や意識の向け方の違いも是非体験して見て下さい。
∞お知らせ∞
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本場インドでヨガとアーユルヴェーダを体験
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