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ヨガの八支則「サティヤ」誠実に生きる


ヨーガの実践において、難しいポーズに挑戦したり、難しい哲学書を解読することも自己を高めるには大切なことですが、その前提には日常の中のヨーガ「ヤマ・二ヤマ」の理解と実践が重要です。

人が生きる上での指針や日々の社会的、また個人的な行動規範が説かれたもので、基本的で当然のことでありながら、実践するのは難しい教えでもあります。

①「ヤマ」=日常で行ってはいけない5つの心得 ●アヒムサ(Ahimsa)/非暴力、不殺生 ●サティヤ(Satya)/嘘をつかないこと ●アスティヤ(Asteya)/不盗 ●ブラフマチャリヤ(Brahmacharya)/禁欲 ●アパリグラハ(Aparigraha)/不貪 ②ニヤマ(Niyama)/日常で行うべき5つの心得

●シャウチャ(Saucha)/清浄

●サントーシャ(Santosha)/満足、知足

●タパス(Tapas)/苦行、自制

●スヴァディアーヤ(Svadhyaya)/読誦、学習、向上心

●イーシュワラ・プラニダーナ(Ishvarapranidhana)/自在神祈念、信仰

これらの土台がなくては、どれだけ多くのポーズがとれても知識が豊富でもヨーガの本質と真の幸福に気づくことはできません。

※過去の記事

「ヤマ」=行ってはいけない心得

ヤマ・二ヤマ「禁戒・勧戒」

ヨガをしている人(特に教える立場の人)は、病気もしないしストレスや悩みもないのでしょう、と思われがちです。

しかし、人間ですからどれだけ普段体調管理には気をつけていても体調がすぐれない時や、昔から女性特有のホルモンバランスには心身共に影響されやすいですし、今のところ取り立てて悩みや迷いはありませんが、気持ちが落ちることももちろんあります。

ヨガの実践を続けることにより、心身を健康な状態に保つ効果もありますが、よれよりも、自分の心身の変化に敏感になります。

よくあるケースとして、肩がパンパンに張っているのに肩凝りではないと思い込んでいたり、暑がりと言う人の足に触れるとキンキンに冷えていたりなど、自覚症状のないのはかえって怖いですよね。

体に敏感になることで、少しの異変をキャッチし大きな病気にならないよう防ぐことができますし、自分の正常な状態を知り、バランスを整える力が備わってきますが、内側で起きている微細な不調を感じてしまうことで余計に辛く感じることもあります。

ハタヨーガでは呼吸とポーズ をシンクロナイズさせ、呼吸と体を観察しながら今この瞬間に体のどこに何が起きているか、という内側の変化に意識を向けます。

その練習を続けることで自分の心身を感じるセンサーの感度や性能が良くなり、普段の生活においての観察力も備わり変化を敏感にキャッチできるようになるのです。

センサーが反応したとき、肉体はより丁寧に扱います。

なぜこのような状態になったのか、生活を振り返り原因があればそこから改善するように試みます。

自己治癒力を高めるためにもお薬には頼らず、アーユルヴェーダの教えに基づいた自分でできる自宅でのお手当に加え、状況に応じてオイルトリートメントや鍼灸にもお世話になります。

主観だけで思い込んでしまったり、何か大きな病気なのではという疑いはさらに悪化させてしまうので、勝手な判断はしません。

人間は、頭、心、体を司っていてるので、体のバランスが乱れているときは、心の状態も安定していませんし、殆どの体の不調は心のバランスの乱れから起きています。

多くのストレスは、外から受ける感情の動きにかかる負担なので大なり小なり日々受けるもので、生きていく中では必要不可欠な存在です。

ストレスはなくすものでなく、良くも悪くも心のコントロールによって質が変わります。

体も心も心地の良い程度のストレスは心身の緊張を緩めリラックス状態をもたらしますし、新しい挑戦や目標に向う意欲と行動を伴うためのエネルギーとなり、自分を高めることにも繋がります。

一方、過剰なストレスは自分を追い込んだり強迫観念に囚われ、結果無駄なエネルギーを消耗し、肉体をも弱らせます。

食べ物と同じで、その日に消化できなかったストレスが知らず知らずに溜まってしまうことで心の毒となってしまうのです。

心はどう扱うかというと、どうにかしようとしないことです。

「嫌だな」と思うことがあったとき、それを無理にポジティブに頭を切り替えたり、落ち込んでいるときに、頑張って明るく振舞ってみたりすることもなければ、その感情に対して「ああでもないこうでもない」と判断を加えたり、失敗しても自分をダメな人間だと卑下することもなく、起きた事象に対して何かしらの意味づけをする必要もありません。

怒りや悲しみの気持ちから、ふとした瞬間に解放され、それが今度は別の対象によって嬉しさや喜びに代わり、また次の瞬間には別の感情が湧く。

このようにして、脳と心が密接に関係する人間は、常に頭から入ってくる外からのものに影響を受け続けているので、生きている限りその感情の流れを止めることはできません。

心がそこに流され脳に支配されてしまうと、苦しみを生みます。

その動く心を観察する傍観者になり、今自分の感情がどういう状態であるか、心の動きを肯定しながら観る。

例えば、誰かとの会話の中で癇に障ったときも、その矛先を相手ではなく、その言葉に反応した自分に向けて観る。

それを継続することで心の波紋を鎮め平穏で純粋な状態へと導き、ヨーガの意味でもある心をコントロールすることの本質に近づきます。

自分を大切にすることとは、自分へのご褒美として美味しいものを食べたり、好きなものを買い与えたり、物質で満たすことではなく、いつでも自分自身に誠実であること。

誠実であるとは、頭で考えていること、発する言葉、行動が一致していることです。

八支則の一部でいうと

アヒムサ=他人や自分を苦しめず サティヤ=自分の気持ちにも、体にもいつでも正直であること

サウチャ=身も心も清らかに

サントーシャ=今在る全てに満たされていることに感謝しましょう

私たちは既に完全で満たされた存在です。

それなのに、なぜ欲は尽きることがないのでしょうか。

次回はそんなことについてカルマヨーガの”行いと結果”の法則の側面から私なりの解釈でまとめてみます。

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