アーユルヴェーダ「夢のお話」
インドに戻ってからのここ数日、よく夢を見ます。
その夢はうっすら覚えていたり、現実的なような非現実的なようなすごく曖昧ではありますが、一つはっきり覚えているのは、数知れぬインドの神様の銅像が四方に囲まれた部屋にいる自分と父親のとちょっとしたエピソード。
それが何を意味するのかはわかりませんが…悪い気分ではなかったのは確か。
夢を見るときは大体がレム睡眠と言って眠りの浅いときなので、一夜の睡眠で何度も見るとあまり寝た心地がしませんね。
アーユルヴェーダでは、夜は“精神”と密接に関わる時間と言われ、夜の静寂とともに体と精神に過ごすことで良質な睡眠を促します。
夜の眠っている間に体の組織の結合や細胞が生まれ変わるように、夢を見ることで精神の浄化が行われます。
ですので、夢を見ることは理想とされています。
そして夢にもその人のもつ性質があわられ、今のドーシャは季節や体調、今の心境などの精神状態によっても変わります。

先日からスタートしたアーユルヴェーダコースでの体質診断の中でも少しお話ししましたが、そのドーシャ別の睡眠の種類と夢の特徴をあげてみます。
VATA(ヴァータ)タイプの人
寝つきが悪くなかなか寝付けない。
夜中に度々目が覚める。
翌日に何かがあると興奮して眠れない。
目覚めが悪い。
一度の睡眠でも何回も見るなど、よく見るがあまり覚えていなかったり、断
片的、部分的にしか記憶がない。
・現実的な夢
・動きがある
・色がなかったりはっきりしていない
・何かに追われていたり怖い夢
・空を飛んでいたり落ちる夢
PITTA(ピッタ)タイプの人
寝つきが良い。
睡眠時間が短い。
途中で目が覚めてもすぐに眠れる。
見た夢ははっきりと覚えている。
・光や色のある夢
・争いや喧嘩をする夢
・お金の夢