丸1日と半日のお休みがあれば行けてしまうジャイプールへ小旅行。
車を4時間弱走らせた先には、日常から抜けた時間と空間が流れていて、滞在先のヴィラでは、完全に身体も脳もオフにして無駄なエネルギーは使わなかった。
一目気にせず水着でプールに入り、ジャグジーで冷えた身体を温めながら見上げた星空の中の北斗星を眺めた。
朝のスッキリした目覚めの後の水上のヨガでは五感をフルに使いエネルギーをチャージした。
可愛いアイボウは更に可愛くしっぽを振って野良犬のいない敷地内を大喜びで散策し、芝生を駆け回っていた。
はしゃぎすぎてうっかりハマったプールでは、驚いてキョトンとした顔がたまらなく可愛く私を笑わせてくれた。
その後、数年ぶりにも関わず上手な泳ぎっぷりを披露してくれた。
この旅で見たものや経験はわたしの心をくすぐるものばかり。
手作りのヨガマットバッグにも使っているインド伝統ウッド「ブロックプリント」のファブリックのAnokhiミュージアムでは、実際に木版の彫刻人がシダの木でデザインを木版する様子、その木版を使って1枚ずつ手でプリントしていく様子を見学した。
コットンで作る「エコペーパー」といわれる環境にやさしいハンドメイドのペーパーの工場では、突然の訪問にも関わらず親切なインド人が登場して案内してくれた。
至る所で見かけるインド伝統工芸のひとつ「Blue pottery」の工房では一つずつ手描きでデザインされた少し歪な形のはみ出した色の不完全さ愛らしく、出来上がったモノたちが並べられたショールームでは、鮮やかな色と全て違うデザインに魅了され何時間でも居てしまいそうだった。
布、紙、陶器がそれぞれの職人の手によって一つひとつ手間と時間をかけて出来上がるまでのプロセスは、値段にはかえられない貴重さと価値が在る。
普段の生活では、どうしてもマイナスに出てしまう時間にルーズなインド人だけど、彼らはモノを作る時間を惜しまない。
インド古代の建物のデザインや画、家具などを見ていても、職人たちがコツコツと創作して行く姿を想像すると、そこに彼らの時間軸という概念とモノに宿る彼らの想いや生かされた時間にいつも心打たれる。
敷地内には何気なく咲く花やザクロの木、ハーブがたくさんあり自然に囲まれた環境に癒された。
2日間ずっと心は開放され、寝ても覚めても私の頬は弛みほころんでいたに違いない。
同じインドの土地、広いけれどもどこに行っても変わらないインドがある。
その中でも、それぞれの土地の持つ特徴や風土があり、人や習慣、公用語も違えばインド料理も違う。
まだまだ知らないことだらけのインド。
これから時間をかけてインドのいろんな顔や表情を見ていこう。
そんなふうに思わせてくれた旅だった。
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