『バガヴァッド・ギーター』とは、ヒンドゥー教の聖典の一つ古代の叙事詩でもある『マハ ーバーラタ』第6巻の一部を構成するものであり、紀元後5世紀~2世紀頃までには現在の形に成立されたとされています。
簡単に要約すると、
バガヴァット=神
ギーター=詩(うた)
という意味をもち、同族同士で戦争を舞台に神と人の会話が物語(詩)の形で書かれています。
主人公のアルジュナが目の前の敵をみて愕然。
「なぜ同族同士で争い、身内を殺さなくてはならないのか?」という喪失感と疑問に対して、クリシュナ神が答えます。
教えを請うアルジュナと、教えを説くクリシュナの間で行われる質疑応答の真相には、私たち人間世界の内外で起きていることを現しています。
「何のために生まれてきたのか?」「何の為に生きているのか?」「何のために働かなければならないのか?」「なぜお金は必要なの?」「幸せとは何?」「愛って何?」「なぜ人は死ぬの?」
このような日頃の疑問を解いてくれます。
そもそも、このように考えたことはありますか。
ちなみに、私は物心ついた頃から生と死、人間や宇宙、全ての存在の不思議、そんなことが無意識に常に頭の中と感覚にありました。
だからこそ、ヨーガに出会い、今その疑問をヨーガの学びによって自分自身で解いているのでしょう。
「バガヴァッド・ギーター」はサンスクリット語(インド古語)から英語や日本語に訳されており、日本語では、現代人にわかりやすく改訂された書物も数書出版されています。
ヨーガを学ぶ者に是非一度は読んでいただきたい書物ではありますが、実際は読んでもよくわからない、難しい、最後まで読みきれない、という人がほとんど。
私も勉強し始めた頃は意味がわからず、しばらくは苦手意識を持っていましたのでよくわかります。
もしくは、聞いたことはあるけどまた手に取ったことはない、という人。
そんな方のために、この度、スタジオに特別講師を招いて勉強会を開講します。
※RYT200/500のカリキュラムにも含まれていますが、資格の取得関係なくどなたでもご受講可能です。
昨年開講しました「勝先生のWS」を受けられた方も、ヨーガ哲学の学びを深めるチャンスです!
今回は、より直訳に近い図書、上村勝彦訳の「バガヴァッド・ギーター」を元に、そこから更に掘り下げて学びます。
ヨーガ経典【バガヴァッドギーターWS】
① 7月27日(金)13:00~15:00
テーマ:インド哲学の優しい基本
「バガヴァット・ギーター」を読んでみよう
② 8月3日(金)13:00~15:00
テーマ:「バガヴァッドギーター」から解く
クリシュナの教えるヨーガとその目的
▼講師
永井 由香
=プロフィール=
幼少期からインド神話、ヴェーダなどの古典経典を読み、インド哲学や瞑想に興味を持つ。
大学では古典仏教の涅槃に関する作画を研究テーマにした絵画製作を行う。
2012年、リシケシのTattvaa Yoga ShalaにてAshtangayoga Teacher training 500hrsを取得。
その後、同校のアシスタントティーチャーを経て、インドを拠点にヨガとインド古典音楽の勉強を続ける。
現在、ムンバイのVrindaban Gurukuruにてクリシュナの楽器と呼ばれるバンスリを学びながら、グルであるPt.Hariprasad Chaurasiaと共に各国で演奏活動をする。
▼受講費
Rs.1100 /回
Rs.2,000 /2 回連続受講
▼お申し込み
日程①②もしくは①+②をお書き添えください。
上記のプロフィールに追記します。
今回のWS講師、由香先生とは、同じインドにいながらも住む場所や生活スタイルも違うので、会える機会も限られていますが、インド/ヨガという共通項で出会ってから5年以来のお付き合い。
絵を描いたりインド古典楽器を演奏するアーティスティックな彼女は、私にはない知識や資質を持ち合わせており、私のことをよく理解している貴重な友でもあります。
そんな彼女の感性に触れてみてください。
∞お知らせ∞
7/16~8/10「第5期TTC200 」 定員に満たしました。
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本場インドでヨガとアーユルヴェーダを体験
インドデリー・グルガオンにて
日本語でヨガとアーユルヴェーダを学ぶならVYOM wellness Yoga School
全米ヨガアライアンス認定校ヨガティーチャートレーニングコース開講