この度、日本でもヨガニードラ指導者養成講座を開講させていただく機会をいただき、昨日は2日目が終わりました。
ヨガニードラの実践は至ってシンプルです。
動きは一切なく、頭を使う必要もありません。
体をリラックスさせ、意識をガイドの声に向けるだけ。
ヨガの経験の有無関係なく、誰でもできるシンプルさがヨガニードラの特徴であり魅力でもあります。
シャバーサナなのような体の解放感と、終わった後の体と頭のすっきり感が私がヨガニードラがたまらなく大好きな理由です。
ガイドをする指導者(セラピスト)は、少なくとも理解した上で行うべきだと思います。
ヨガニードラは、リラクゼーション目的だけではなく、体、心、精神の緊張を解きほぐし、潜在意識へのアプローチによって浄化と覚醒の作用があります。
私はヨーガの8支則にある”プラティヤハーラ”の実践としての手法の一つ、というのが一番しっくりきます。
1回のヨガニードラの実践でも効果がありますが、実践中の脳波や意識状態のメカニズム、まどろんだ意識状態の時のサンカルパ(アファメーション)の意図など、その真意を理解することでよりその効果を実感しやすいと思います。
ヨーガの目的、心をコントロールし波紋を鎮める…にある心の構造、ウパニシャッドの教えにあるプルシャとプラクリティ、身体観”パンチャコーシャ”とヨガニードラの実践による心理状態との関連性などから、さらにヨガニードラの奥深さを紐解いていきます。
それを伝える側として、哲学書に示されている知識をいかに日常に結びつけて落とし込むか、ということが一番難しくもあり、自分自身がこれからもまだまだ学ぶべきところでもあります。
指導者としての実践におけるアウトラインやスクリプトの作成も学びます。
私自身がガイドをする際、スクリプトはありません。
その時にその瞬間溢れだす自分のイメージを信用して、そのままに声にしていきます。
また、ガイドする側も意識を映し出されたイメージに向けることで終わった後、脳がクリアな状態になり心の静寂を感じます。
ヨガニードラの実践を続ける中での変化を観察し、何かのタイミングで得られる内側で眠っていた気づきを大切にしてください。
日常の中でマインドが翻弄され心が乱れないよう、起きた事象、”それ”を対象化して観ることにも繋がります。
∞お知らせ∞
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