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MIKA

ヨーガとアーユルヴェーダから観た「自然の摂理」


皆さまいかがお過ごしでしょうか。

私の日本滞在も残り2日となりましたが、ここ数日は気温も上がり過ごしやすいです。

まだまだ冬は続きますが、身体が寒さから少し解放されるだけで精神的にも落ち着きを取り戻します。

”冷質””乾燥”などの性質を持つ冬はヴァータが乱れやすく、体温が下がり、皮膚が乾燥し、精神的にも鬱っぽくなりやすくなります。

ヨガのアーサナや呼吸で体温を上げたり、アーユルヴェーダのオイルマッサージで肌に潤いを与えることでヴァータが落ち着き心身も安定します。

この精神と肉体の繋がりは、「生命の智慧」であるヨーガやアーユルヴェーダの伝統的な思想でも説かれており、ヨーガはより精神的側面、アーユルヴェーダはより身体的側面からとアプローチ法は違いますが、どちらも密接に関わり、双方のバランスを整えることにより本当の健康を目指す真の生命科学です。

1日の中の時間の経過。

1年を通しての季節の移ろい。

一生をかけて重ねる年齢。

これらは、私たち人間の力では変えることのできない自然のサイクル。

一方、”寒い暑い”という触感。

”甘い辛い”という味覚。

”明るい暗い”という視覚。

など人間の持つ五感という感覚。

物質的なものも含め、万物全てのものは「空」「風」「火」「水」「地」の5元素で構成されており、それぞれが車の両輪のような関係で、互いに補完し合い効果を高めることができます。

ただし、人間がその自然のサイクルに抵抗するような食や生活をすることによって、車輪はうまく回らずバランスを崩してしまいます。

それがアーユルヴェーダでいうドーシャバランスの乱れによる不調や病気といった症状を招きます。

寒い季節に夏のように生物や冷たいものを取り入れ続けると何かしらの不調が起こるでしょう。

夜更かしをしたり、朝寝坊したり不規則な生活では自律神経が乱れます。

食べ過ぎは消化に負担がかかりますが、食べなさすぎもエネルギーが低迷し体を壊しますね。

ヨーガの8支則でいう「サティヤ」=正直

嘘をつかないということにも共通します。

言葉や行動にとどまらず、自分の思いや考えに対して嘘をつかないで誠実であることをいいます。

他人との協調性や平等性を重んじる日本の教育で養われた日本人の精神は、平和や平穏さをもたらすある反面、時にそれは嘘や偽りを生むこともあるのではないでしょうか。

はっきりノーと言えなかったり、無理して頑張りすぎたり、不本意に人に合わせてしまったり、といった言動は自分自身への「心の嘘。」

自分の思いに蓋をすることで真実すら見失ってしまいます。

自然の摂理とは、自然に寄り添った生活。

自分自身の心の真実に誠実であることだと思います。

そもそも真の自己がわからなかったり、真実を知るには、

頭の中の思考や心の中の感情、それに伴った言動が一致しているかを観てみてください。

それは正しい選択に迷った時や物事がスムーズでない時にもきっと役立つでしょう。

∞お知らせ∞


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本場インドでヨガとアーユルヴェーダを体験

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