ヨガスタジオや教室で行われている、様々なスタイルのヨーガ(○○ヨガや△×ヨーガと名前のついたヨガの種類)が流通する現代のヨーガの起源は、古典的ヨーガの一つでもある「ハタヨーガ」です。
ハタヨーガの語源と意味について。
Ha(ハ)=陽
Tha(タ)=陰
例えば、太陽・男・吸うはHAの「陽」、月・女・吐くはThaの「陰」、などど、世の中の全ては相対するものの存在です。
ハタヨーガとは相対する2つのものを結びつけ、調和させバランスをとることを目的としたとしたヨーガなのです。
参考:過去の記事「肉体を鍛錬するハタヨーガ」
本来は瞑想を目的とするハタヨーガですが、一般の人にとっては安易なことではありません。
そのため、アーサナを通して肉体を作り快適な姿勢を作り、呼吸で心身のバランスと整え集中力をより高めて心を一点に留め瞑想へと繋げていくのです。
「陽のヨーガ」とは
・筋肉を養うアーサナや運動量の多めの動き
・流れるような速さをもつ動き
・頭と心が活性化するもの
「陰のヨーガ」とは
・より筋肉の深層に働きかけるゆっくりとした動き
・体力を回復させるようなリラクゼーションの効果
・心の落ち着きをもたらすもの
「陽」と「陰」それぞれに含まれるエネルギーと働き、特徴があり、アプローチによって「陽」と「陰」の2つのエネルギーが補い合いバランスを整えていくことが大切です。
そのためには、どちらが良い悪い、好き嫌いというのではなく、日々変化する今の自分の体調や心の状態、時間や環境、季節に合った必要な要素を取り入れることが重要です。
あなたが今、ストレスを感じていたりとてもアグレッシブで精神的な疲労を感じているのであれば、吐く息をより長く意識して深い呼吸を入れてください。
緊張感がとれてよく眠れるでしょう。
倦怠感や鬱っぽいと感じるのであれば、力強い呼吸法の実戦や少しアクティブな動きを入れてみると良いでしょう。
ポジティブなマインドが働き、活力が湧くでしょう。
朝は心身の覚醒、夜は鎮静のためのハタヨーガ。
冬は代謝を上げ身体を温め、夏は体力の消耗を控えるようなハタヨーガを意識してください。
現在VYOM wellness Yoga schoolで開講中の「ヨガ基礎コース」でも、アーサナ、呼吸を通して心身の鍛錬に励んでおられます。
実践では正しい使い方を理論的に理解し、頭と肉体を使って心と体の繋がりを体感します。
哲学では、これからヨガを深めていくための入り口となる基本的な智識を学ばれています。
わずか30時間ではありますが、その中でどこまで得た智識や知恵を消化吸収し理解するか、また肉体がどのように変容するのかは、それぞれの日常での取り組みとコースを終えた後の継続性によって現れるものだと思います。
柔軟な身体は、柔軟な頭と心をつくります。
強い肉体は強い精神を養います。
偏りのない考え方は、バランスのとれた肉体と心をバランスします。
感謝の気持ちと知足の精神は安定した穏やかな心と幸福感をもたらします。
合掌。
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