「ほどほど」の空腹感
- MIKA
- 2017年1月3日
- 読了時間: 4分
2017年の三が日は完全に仕事モードをオフにして、日本の実家では甥っ子と愛棒(MD♀)という絶好の組み合わせに癒され、外出先では会いたい人と会ったりといつになくゆっくりした日本を過ごさせていただいてます。
そんな私はここでもマイペースに好き勝手やってますが、黙々と家事全般をこなす相変わらず完璧な専業主婦の母に頭が上がりません。
SNSでは友人や知り合いの作る素晴らしいおせち料理が目の保養になってますが、今年は例年の母のおせち料理に加えて、母が少しでも手抜きできるようにという計らいで3箇所からおせち料理を頼んでみました。
そのうちの一つがほぼ私自身のためにと初めて頼んでみた京都の料亭より「精進おせち」。
大豆のたんぱくがバラエティ豊富な一品に料理され、見た目にも上品で華やかなおせち料理は昔から大好きです。
精進料理にもそれぞれの味付けの特徴がありますが、おせち料理となるとやはり塩味が濃ゆいということをこの度知りました。
もちろん、母の作った精進お雑煮とともに1人前分はしっかり美味しくいただきました。
20代の頃までは、お正月になると家で普段以上に食べてはゴロゴロ寝て正月太りが定番でしたが、ここ数年はそういった食べることの楽しみはすっかりなくなり元旦以外はいたって通常の食生活。
但しベジタリアンもしくはビーガンでも食べる内容や組み合わせ、量や質によっては体に負担になることもありますし、ついつい食べ過ぎた翌日にはてき面です。
この年末年始で家に篭った生活や旅行などで暴飲暴食された方も多いのではないでしょうか。
お正月くらいは良いよね〜、と少し気を緩めて食を愉しむことが心の快楽となるのであれば決して否定も批判もしませんし、それが日本のお正月の醍醐味でもあります。
ただ、その後の調整を忘れないでくださいね。
数日後に目で見える体重の増加はわかりやすいですが、少なくともすでに内臓には負担になっているはずです。

アーユルヴェーダでは、食べたものは「ダトゥ」といって7つの身体の構成要素、順番にあらゆる体液、血液、脂肪、筋肉、骨組織、骨髄、生殖器、となり私たちの肉体を作り上げるという考え方があります。
それを作り上げるそれぞれの工程にアーマ(=未消化物)の排出も促され、それらの全てが機能してこそ「オージャス」と言って生命の源となるエネルギーを作り出すことができ、活力や免疫力とも深く関係しています。
もし、その工程が一つでもうまくいかなければ、食べたものが正常に消化・吸収・代謝されず、オージャスは低迷し無駄に脂肪がついたり骨が弱くなったりといった状態に陥ります。
結果、アーマが体内に溜まり、それがあらゆる病気の原因となるわけです。
アーユルヴェーダでいう健康であるために最も大切なことは「消化力」
腹七・八分目であることが消化力を高める秘訣です。
沖ヨガの沖先生も「空腹を味わえ!」と言うように「少食であること」はアーユルヴェーダでも推奨しています。
「少食」の加減も人それぞれですよね。
例えば、ある人にとってはお米がお碗半分であるのに対して、ある人には1杯が控えめですし、カファの人が1週間のファスティングをして快調であったとしても、ヴァータの人に1週間のファスティングはかえって負担になりスタミナを損ないます。
自分に合った「ほどほど」の良い加減を見極めてください。
朝はまだ消化の準備段階です。軽めのもので済ませましょう。
お昼は消化の時間です。しっかり1日の栄養を摂りましょう。
夜は心身ともに休まる時間です。寝るまでに消化できる食事を摂りましょう。
前の食事が消化され、「お腹が空いた」という空腹感を味わってから実際の食事を味わってください。
心身ともに満たされ、本当の意味で食べることを愉しむことができると思います。
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