毎日湯船に浸かって半身浴をしている効果もあってか、冷えに弱い私もこの冬は寒さにも堪えず快食快眠、体はすこぶる元気です。
私自身は可愛い愛棒をいつもそばに感じながらいつもと変わりない日本の生活ですが、
家人は掃除やおせち料理の準備に追われ、街に出ればいつもより人で賑わう様子に年の瀬を感じますし、それなりに日本の年末を味わってます。
さて、ヨガを実践する人たちの中では、年末といえば「108回太陽礼拝」
日本のヨガスタジオや仲間同士ではすっかりイベントとして恒例にもなっていますね。
太陽礼拝=SunSalutation
サンスクリット語では、スーリヤ・ナマスカーラ
命となる太陽の恵み。
毎日変わることなく昇り沈む太陽。
そんな太陽と日々のあたり前の存在に感謝の気持ちを込めて行うヨガの12のアーサナのシークエンスです。
「108」の意味は、科学的、スピリチュアル的、また各宗教などの様々な説がありますが、ここでは“煩悩”の数のこと。
「煩悩」とは、欲、怒り、妬み、憎しみ、など、迷いや苦しみの原因となり人間を悩ませる心の働きのことを言い、人間は108という数ほどの多くの煩悩を持っているという意味です。
それらの不要なものをそぎ落とす作業が煩悩落とし。
大晦日に108回鳴らす除夜の鐘もその一つですね。
ヨガの太陽礼拝では1つの太陽礼拝毎に1つずつ煩悩が浄化されると考えられてます。
そして、手放す作業と同時に大切なのは感謝の気持ち。
慣れない人にとって108回続けて行うのは体力的なことでいうと楽しいものではないですし、数日は筋肉痛になります。
私も正直キツイのは苦手で、数年前まで通っていたリシケシでは時期など関係なく、いつものように朝のプラクティスで「今日は太陽礼拝108回!」などと突如言われてはいつも逃げ出したい気分でした。
行う過程では体が辛かったり雑念が出てカウントを忘れたりもしますが、108回を終えた後は達成感に満たされます。
毎日生まれ変わって今を生きてきた集大成となる1年を振り返る今日。
今年は108回を苦ではなく楽しむために、1回ずつ誰かを想い感謝の気持ちを込め、カウントには♡マークで祈りが届きますようにと108♡飛ばしてみました。
皆さまどうぞ、心身ともに健やかに2017年をお迎えください。
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