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  • MIKA

インド生活のはじまり。


家路についたのは日付の変わる少し前。

スーツケースのアンパックもほどほどに、疲れた身体をベッドに預けたら、昨夜と同じく胸がぎゅーっと締め付けられる痛みとともに予期せぬ涙が止まらない。

どうか寂しい想いをしないで穏やかに健康でいてほしい。

ただそれを祈る。

自分の為ではない、誰かの苦しみの代償の涙は成長した証。

6時には目が覚めて、1.5カ月空けた家を徹底的に掃除する。

気付けば4時間近く集中していたようでお腹もぺこぺこ。

普段は家では飲まないコーヒーを丁寧に淹れてストレートでいただく。

留守の間は時々日本人のお知り合いにお世話していただいていたので、2つを除いた植物たちは何とか生き延びてくれていたけど、光と風を通し浄化した部屋は、気が流れ呼吸をし始めたように生き還った。

全てに命が宿る。

モンスーン真っ只中のインドグルガオン。

雨が降ると一気に泥の池と化す道。

水が染み込み変色した醜い壁。

蚊をはじめあらゆる虫が増殖。

霞んだ空に照らされない月の明かり。

どこにいても耳に入るノイズ。

道を塞ぐお牛さま。

五感がインドに戻ってきたことを知らせてくれる。

新しい場所での早朝ヨガクラス再開。

慣れない道を慎重に走り、慣れたメンバーさんとの再会に心が緩む。

いつまでも内側がシャンティで在りますように。

Om shanti shanti shantih.

∞お知らせ∞

受付中!

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