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MIKA

満月の日にサントーシャ「幸せへの道」


3月から続いた親しくしていただいていた人たちとの別れ。 そしてまた新たな出逢い。

もう落ち着いたと思いきや、いつもクラスに来ていただいてる生徒さんや、コースやリトリートでの日々を一緒に過ごした方たちからの「インドを離れる」予期せぬおタイミングでの知らせや、もう直きやってくるとう現実に寂しさという感情は慣れないものでまだまだじわじわと進行中。

去る者も去られるものも、お互いそれぞれの事情がある中で嬉しさ辛さなど様々な感情と向き合いながらも現実を受け容れ次なるステージへ進む。

いつでも時はとまることなく流れ、

春には自然界で新しい芽を出し花を咲かせるように、人間も新しい始まりの時期。

夏は作物を育てるように、人間も成長や繁栄を目指し経験し学びを深める。

秋は穀物の豊穣と収穫時期であるように、人間も努力した成果を発揮する。

冬には枯れ葉が散り氷が張るように、人間もこれまで得たものを一度手放し次への準備に入る。

そして雪解け水が川となり流れてくように、自然の移り変わりや四季(日本の)の循環と同様に人間も巡り巡る。

良くも悪くもどんな状況であってもその繁栄状態はずっと続くことも停滞し続けることもないように、心の状態も循環しているのだから、いつもでも沈んだ状態であることへの不安や一喜一憂することで心に支配されないように健全でありたい。

ヨガの哲学の8支則のなかの「ニヤマ」=実践するべきとこの中に「サントーシャ(Santosha)/満足、知足」ということばがあります。

それは、今あるもの(身体、環境、状況、人間関係、能力、物質的なものも全て)に常に満足すること。 今置かれている状況のもとには何か原因があり、何か成長のためのステップアップのためや必ず理由があって必然であると考える因果律では、「今のあるがままそれ自体がすでに完璧である」とう思想。

そして今に何かしらの判断を加えることは無意味であることを教えてくれる。

外側への幸せを求め、状況や環境の変化に執着することは自分自身で苦しみを生み出す。

尽きることない欲望を手放し、あって当たり前だと思う身体や健康、愛する人の存在、今あることに全てに感謝をし満足することで本当の裕福さと幸せに気付く近道ちなんだと思う。

いつまでも永遠はなく、いつまでも終わりなく移り変わっていく法則を受け容れる。

今日は満月です。

今回の新月からいろんな感情が入り混じり複雑だったわたしの内側の現実と、それを投影する素直なカラダと外側の現実。

いま、周りの人やもの、そしてわたしという存在、全てを愛おしく想う。

満ちた月が欠けるとともに、穏やかに落ち着いていく感覚をじっくりと味わう。

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