
オンラインEvent【108回 太陽礼拝&満月瞑想】
更新日:2020年12月7日
ここ数年、ヨガの年末年始のイベントで開催されている「108回 太陽礼拝」 内容は「太陽礼拝を108回行う」そのままです。 では、なぜこの太陽礼拝を108回するのかといいますと…
この「108」という回数の由来は諸説あり、仏教用語の「煩悩」からきているという一説もあります。
人間には108の煩悩があると言われています。
煩悩とは良くないもの、持ってはいけないもの、と捉えられがちですが、「食べたい」「寝たい」「休みたい」などの食欲や睡眠欲などの生理的欲求、また何か行動を起こす際のモチベーションや自己成長の為の欲、これは決して悪いものではありませんよね。 しかし、この欲に振り回されたり、過剰に欲を持ちすぎたり執着することが私たちを苦しみの原因になります。
この余分な煩悩を手放しましょう、という意味での「煩悩落とし」
大晦日から年明けにかけて鳴らす除夜の鐘も同じですね。
「煩悩」の語源はサンスクリット語の「クレーシャ」からきており、「苦しめる」「人生の妨げ」という意味を持ちます。
その苦しみを生む原因には5つあると言われています
①無知(アヴィディヤ)
無常を常、不浄を浄、苦を楽
終わりのあるものを永遠だと思う無知さ
②我想(アスミター)
真我と物質を同一視している状態
感情や心をも「私」という認識を持っていること
③執着(ラーガ)
快楽の体験からくる執着心 過食、アルコール依存、性的欲求、買い物などの物質への執着
④嫌悪(ドゥベーシャ)
過去の苦の体験から好き嫌いなどの分別
幸福か不幸を判断する心
⑤生命欲(アビニヴェーシャ) 死への恐怖

苦しみは、外的な物ではなく、自分自身の内側が作り出しているもの。
ということがわかります。 自分自身でその苦しみを手放すことで解放されるのです。
「誰もが幸せになりたい」と願い、想っています。 幸せになるためには、物質的なもので心を満たすのではなく、幸せがすでに内側に在ることに気づくことではないでしょうか。 さて、この1年の締め括りに心身の浄化をしましょう。 108回の太陽礼拝の1回ずつで煩悩を手放しエネルギーを高め、新しい自分に生まれ変わり 新しい年を迎えましょう!